2003
november

11/4






11月4日

孤独感と、焦燥感と、虚無感と、無力感。
僕と世界は遮断されている。
気狂い特有の二面性を持ってやり過ごす日常は、
いつまでもいつまでも、仮の生を生きてるような感覚が消えない。




薄暗く辛気臭い空の下、灰色がかった濃い霧が立ち込めている。
僕は霧の中、草原に立っていた。
多い茂る草は、どれも緑よりは黄色に近く、不健康そうに背が高い。
そのひょろりと伸びた草たちと霧のせいで視界はほとんど無いにも関わらず、
この世界には、僕の他には誰もいないことがわかった。
進むべき方向も、進み方すらもわからない僕は、
しばらく右往左往するものの、そのうち力尽きて座り込んでしまった。
そして僕はひたすら懐かしい日々を夢想し続けた。他にやることは無かった。
そんな時間の中で、夢と現実の境は曖昧になり、
僕は、たぶんこれがこの物語の終わりなのだろうと思った。