酒テキスト3






今回も仙台に居たときの話。
たしか仙台3年目の花見のことだった。


えーとね、どっから話そうかな。


とりあえず花見の次の日起きたら、

鼻と口から血、流してました。

あと身体中痛かった。


例によって憶えてません。


………

やっぱ最初からいこう。


その日もまた、10人くらい公園に集まっての飲み会だった。
また男だけという非常に寒い状態。
でもまあその頃は、男だけで飲んでてもけっこう楽しい時期だったんだけどね。

ちなみに97年の春に仙台西公園で花見をやった人がもしいるのならば、『あの時見たあの馬鹿か』と思う人もいるかもしれません。

皆、輪になって座ってたんだけど、飲み会が始まると何故か俺は輪の中心へ。

「まあいいから、とりあえず一気な!」って、


貴方たちはまだ懲りてないんですか?


輪の中心に座って、ぐるぐる回りながら一人一人と一気勝負。
既に酒テキストの1と2を読んでいる人は『またか…』と思っていることでしょうが、そうはいきません。 俺だって成長するんです。

今回は吐きません。



「いや、もうキツイって!」
等と言いながらペースを調節し、確実に余力を残しながら飲む俺。
いままで無かった、新しい飲み方。明らかに成長しています。


そんな俺の計算し尽くされたペース配分も、A子(仮名)の登場によって瓦解します。

A子ちゃん(仮名)は俺らのまったく知らない飛び入りで気が付いたら一緒に飲んでた。
顔も名前も忘れてしまったけど、20歳で市役所勤務って言ってたのをうっすら憶えてる。
ホントかどうか知らないけれど。

彼女は、どちらかといえば悪女の部類に属します。

何故か。
彼女は俺に、しきりに一気させるのです。

しかもインターバル無しで。

「一気! 一気! ワー!! はい次! ワー!! はい次…」

ブハ! 俺に何か恨みでもあるんですか?
ちょっとした殺意すら感じます。

んで、俺はというと、止せばいいのにまた飲むんです。
女の子の前で格好つけたいなんてカワイイですね。相変わらず若いですね。
しかし、そのために支払った代償を考えると、明らかに大損です。

一緒に行った皆さん、ヒューヒュー言ってる場合じゃないから。
手後れになる前に止めてください。


とりあえず俺が憶えているのは、その後トイレで外人と
「オー!ユービッグXXXX! イヤー!」等と阿保な会話をしている所までです。


よってここからは例によって、
僅かな記憶の断片と現場に居合わせた不幸な人々(51%くらいは自業自得だと思う)が聞かせてくれた体験談をもとに書きます。



ただ今回の事は、何故か皆多くは語ってくれなかったので、聞いた話を繋ぎあわせた箇条書き気味になります。


とりあえずちょっと油断すると俺居なくなってたらしい。
で、どうやら方々で知らない人相手に一気していたらしい。

「コイズミいねえなあ」なんつってると、知らない人々に捕獲された宇宙人よろしく両脇抱えられてきて、

「この人ここの人ですか?」って。

誰かが厭そうに「えぇ…まあ…」と答えると、

「逃げろォ!!」っつって俺を置いて猛ダッシュで離脱。


いったい俺は何をしてきましたか?



その後の俺は、その辺の知らない人々、たまたま近くに居た東北大アメフト部の人々、 あと等に対してキスの嵐。


これは教えてくれなくても良かったのに。

もう誰でも(何でも)良かったみたい。



更にはヤンキー軍団にちょっかいだして返り討ち。喰らった技がドロップキック。

如何に記憶が無いとはいえ、ストリートファイトでそんなもん喰らってる自分にショック。


んで、全面抗争(ヤンキー軍団vsドロップキック喰らって鼻血出してる俺)の気配に、 これはマジヤバイっつうんで一緒に来た何人かに俺は取り押さえられたらしいんだけど、 ちょうどその頃、銀河英雄伝説にハマってた時で、連日明け方まで友達に借りたビデオ見まくってて、 その日も花見に来る前にビデオ見てきていました。

そんな背景があり、押さえつけられた俺は、



「放せ! 予は何もせぬ!!」とすっかり皇帝気取り。



更には周りの面々に対し、『上級大将』等、かなりの要職に次々と任命。



さすが銀河皇帝です。




その後の俺は、両腕を脇がため要員に極められながら車で家まで護送される。



勿論そこでも「放せ!誰だテメーわ!?」と大暴れ。


誰だって、当時、毎日のように会ってた人々なんだけどね。

ここまで錯乱すると人としてもう駄目ですね


まあ他にも色々あったらしいのだけど、このくらいで勘弁だ。
そんな訳で冒頭の目が覚めたら痛えって話に繋がる訳ですよ。


目を覚まして数秒後、またか…っていう厭な感覚を憶えてる

厭だなあとか思いながら温厚な人をチョイスして電話。
警戒しながら言葉を選んで少しずつ事情聴取。

皆、「大変だった…」という以外には、なかなか多くを語ってくれなかったのだけれど、さすがに俺も不安だったので、 上記の数々事件を知る所となった訳なのですよ。


ちなみにその後、皆なかなか許してくれなくて困りました。


まあアレだな、今回の教訓としては、
ここまで行くと、皆が一緒に飲みに行くのを本気で嫌がるようになるから注意しろ!
ってなトコかな。

飲み過ぎ注意!
コゾウ共は気を付けろよ! じゃな。